かつら修理のタイミングはいつ?長持ちさせる方法と併せてご紹介!

かつらの寿命はいつとわかっている方はいらっしゃいますか。かつらは毎日付ける方も多く、毎日付けていると劣化は早いです。しかし、かつらを使用する方で、はっきりとした買い換えや修理に出すタイミングをわかっている方は少ないのではないのでしょうか。そこで本記事ではかつらの寿命と修理に出すタイミングについて解説いたします。

1かつらを修理に出すタイミングはいつ?

かつら修理

かつらを修理に出すタイミングですが、少しでもおかしい、かつらが痛みや劣化で不自然になったときがタイミングです。買ったときよりも何かが少しでも変わったら修理店に出しましょう。

かつらは毎日付けていると気づかないかもしれませんが、少しずつ形が変化していきます。明らかに変形したり、毛が抜けたり、破けたりしたら、使い続けるのではなくすぐに修理に出してください。

修理に出す大半の方が明らかに不自然になってから出すそうです。そうなると修理に時間もお金もかかります。定期的に手入れをするほうがかつらも長持ちしますから、何か少しでも違和感を覚える、第三者から見て変形しているなどの状態になったら、修理にすぐに出してください。

2かつらの寿命は?

かつらの寿命は毎日同じものを付けている場合、2.3年が寿命だといわれています。しかし、これはあくまでも目安であり、かつらによっても使う人によっても差があります。

必ずしも2年でかつらがだめになるかと言えばそうではありません。長持ちする方もいらっしゃると思いますが、かつらは毎日使う消耗品です。毎日使用すると少しずつ変形や劣化するために2.3年が寿命といわれています。

使い方や環境によって2.3年で修理に出す、もしくは新しいかつらに買い換えるとよいでしょう。その他の目安としては買ったときは、自然に見えていたかつらが不自然に見えたり、合わなくなったりしたら寿命です。自身では気づかないかもしれないので、家族や第三者に見てもらうとよいでしょう。

3かつらを長持ちさせる方法!

かつら修理

かつらは毎日使うためどうしても2.3年ほどで痛みが発生します。かつらを長持ちさせるにはどうすればよいのでしょうか。ここからはかつらを長持ちさせる方法をご紹介します。かつらを長持ちさせるポイントは下記の3点です。ポイントに気をつけてかつらを長持ちさせてください。

かつらの寿命に関わる原因に気をつける

複数のかつらを交互につける

早めに修理に出す

3.1かつらの寿命に関わる原因に気をつける

かつらの寿命を左右するのは下記のようなポイントです。

人からでる汗や皮脂

付ける整髪料

こまめにお手入れしているか

かつらの仕様や素材

使用時に摩擦や負担がかかっているかどうか

かつらの寿命にはさまざまな要因が関係しています。汗や皮脂で痛みや劣化が進みますが、汗や皮脂の量は個人差があります。汗をたくさんかいて皮脂がたくさんかつらに付く人ほどかつらが劣化しやすいです。

また、整髪料も強いものを使っているほどかつらは痛みます。さらにお手入れをしないのもかつらの痛みを早くします。他にも仕事やプライベードでヘルメットをかぶるのも、かつらに摩擦や負担を与えて痛みやすくなります。

これらのポイントに気をつけてかつらをきれいに使用していたら、通常よりも長持ちする可能性が高いです。かつらの仕様も寿命に関わりますが、自然さを重視しているものはベース生地が薄いことがほとんどです。

ベース生地が薄いかつらも痛むのが早いです。生え際を自然にするためにフロントをナチュラルに仕上げているものも生地が薄いため、他の箇所よりもフロントが劣化するのは早いです。

かつらの作りや仕様も寿命に大きく関わります。かつらを長持ちさせたいなら生地が薄いものを避けるようにしましょう。

3.2複数のかつらを交代につける

1個を毎日使うとかつらの痛みや劣化が早くなります。複数のかつらを交代で使うとかつらの劣化は遅くなります。さらにお手入れを念入りにするなどすると、劣化が遅くなるでしょう。

3.3早めに修理に出す

かつらが大幅に変形や痛んでから修理に出す方が多いですが、かつらの修理はあくまでも補修であって、買ったときのように元通りに直るわけではありません。そのため、大きく壊れてから直してもすぐ劣化し、使えなくなることもあります。

かつらは少し変形や痛みが発生する度に修理に出すほうが長持ちします。こまめに修理に出すことで長持ちさせられます。また、かつら修理費も大幅に壊れたときより費用を安くすることができます。

4かつらの劣化の種類

かつらの劣化はどこにどのような状態で出るのでしょうか。ここからは主なかつらの劣化の種類についてご紹介します。

4.1ベース裏コーティングのひび割れ

かつらの裏にはベースがついていますが、かつらの中で最もベースが傷みやすいです。皮膚と接しているため汗や皮脂が付きやすくコーティングがひび割れます。

コーティングは主にビニールやナイロン系の樹脂でできていて、テープや接着剤をとどめやすくするためにベース上にコーティングを塗ります。

ペースは初めつるつるしていてきれいですが、使い続けていると劣化し、ひび割れてコーティングが剥がれます。

4.2抜け毛

かつらの髪の毛は一般的に化学繊維でできたベースネットに結びつけられたり、ウレタン樹脂製の人工皮膚スキンに接着されたりして植えられています。

毛が抜ける原因にはベースが傷む、スタイリングやシャンプー時に毛を引っ張ることがあげられます。特に人工皮膚スキンのカツラの場合は、人工皮膚部分が劣化して毛が抜けます。

4.3色が抜ける

人毛のかつらは顧客の髪色に合わせてカラーリングが行われるのが一般的です。たとえ黒い毛のかつらだとしても黒染めが行われています。

毛は黒く染めたとしても、毎日生活しているうちに色が抜けていきます。色が抜ける原因はシャンプーや直射日光に髪が当たることがあげられ、染めたてのきれいな色を維持するのは難しいです。人の髪の毛もかつらの髪の毛も同じです。

かつらの毛もカラーリングした髪はだんだん色が抜けます。色が抜けたかつらは再度カラーリングすることで元の髪色に近づけられます。半年から1年に1回染めるとよいといわれています。

4.4髪の毛が縮れる

人工毛かつらだと毛が縮れます。毛が縮れる原因は摩擦や静電気、髪をくしでとかすときに髪の毛を引っ張ることにあります。人の髪は引っ張ると抜けたり、毛が途中で切れたりします。

人工毛の毛は化学繊維でできていて、化学繊維は引っ張ると伸びて引っ張る力に耐えようとします。そのため、引っ張られた毛が元に戻ろうとして縮むのです。縮れた毛は元の毛のようにまっすぐになりません。

「引っ張る、縮む」を繰り返して縮れがさらに進み、どんどん縮れがひどくなります。この縮れは人の髪では起こりませんが人工毛ではよく起こる現象です。毛が縮れた場合は元に戻らないため、修理ではなく買い換えを行ってください。

毛先だけ縮れている場合などは、カットすることで直せますが、全体的に縮れた場合は直せないため、買い直すことをおすすめします。

5まとめ

かつら修理

かつらの修理時期やかつらの劣化の種類をご紹介しました。かつらは毎日使用するため、2.3年で寿命が来ます。かつらを長持ちさせるためにも、手入れや修理はこまめに行ってみてください。